top of page

大切な人の死と自分の人生について

更新日:2019年6月17日

今年もまた誕生日を迎えました!!

そんな節目に、備忘録として少し真面目な話をしたいと思います。


**************************************************


ここ1,2年で自分にとって大切な方、影響を受けた方の死が立て続けに起こった。ちなみに、自分にとって大切というのは会った回数でも出会ってからの期間でもない。


最近で記憶に新しいのは柄本明さんの奥様・柄本和枝さんと、前回舞台で共演した森新吾さん。


和枝さんは昨年6月に出演した舞台をご観覧頂く予定が、当日『ちょっと具合悪くて、伺うことが出来ない』という急なご連絡、体調の波は激しいけど大丈夫、と明るく気丈なご様子のメッセージ。


今思うと壮絶に闘病中な中の振る舞いであったことは容易に想像される。ニュースで和枝さんの死を知った時、なぜ、私はその後にお会いできる機会を作れなかったのか、ただただ心にぽっかり穴が空いた。


**************************************************


森新吾さんは、今年2月の舞台『シンギュラ』で共演した。新吾さんは、本当に華やかで、いつでも現場を一瞬で明るくした。彼のセンス、才能は誰もが認めるところだと思うが、とても人望も厚い人だった。


新吾さんに関しては、他の俳優さん含め集まる予定があった直前の訃報だった。『近々会いましょう』という連絡をしていたのにそれが果たされなかったこと。当たり前にこれからも会えると思っていた人に、会えなかった苦しみといったら…。



実は半年前にこの記事のインタビューをしてくれた、学生のえりかちゃんも、最近なくなってしまった。聞いた時は、頭が真っ白になった。とても可愛らしくて、前向きな、ステキな女性だった。ある日突然、記事が見られなくなってしまったのでご連絡をしたところ、お母様からご連絡とご状況を教えて頂いた。えりかちゃんは1型糖尿病を患っていたのに気丈に生活を送っていたとのことだ。生活の中で、沢山無理をして、頑張って生きていたのだ。


ひととおり、えりかちゃんのお母様とのやりとりを終え、いただいたお言葉には、声も出なかった。


『えりかと関わりのあった方々の今後の活躍など応援したいと思っています。亡くなる直前に、「他の人の夢を叶えるお手伝いをしたい、仕事にしたい」と語っておりましたので、このようにえりかが繋いでくれたご縁を大切にして、私どもでできる限りのことをしていこうと思っています。えりかが私達に残してくれた課題だと受け止めています。次の公演は残念ながら観ることはできませんが、今後、平山さんの舞台など情報をいただければ嬉しいです。』


涙が出た。えりかちゃんはこんな親御さんを持たれて、本当に幸せだなと、何度も思った。


**********************************


有限な時間の中で、全ての人に悔いがない対応をするのは不可能に近い。


それでも、

「何か少しでもあの時出来ることはなかったのか?」とふっとよぎることが多々あるのです。

その人の痛みを、 あと一歩感じることができたなら…



それでも、 何度悔やんだとしても、 残された者にできることは、 一生懸命自分の人生を逃げずに生きていくことなのかなと思った。


私は小さい頃から感情の起伏が激しすぎて、マジで病気なんじゃないかと思う日も沢山あった。(ちなみに今も)


それでも、その感情を吐き出し、表現することが武器になる、そんなお仕事を頂いて、感情が豊かであることを肯定してくれる仲間に沢山囲まれて、生きていけていることに感謝しかない。


**************************************************


私は、自分の人生において

お世話になった、 助けてもらった、 影響を受けた、 大切な人が沢山います。


皆それぞれの道を一生懸命歩んでいるので、直接いつも会えなくても、 そんな方の心に寄り添う時間、 そんな方の心を想う時間、 を少し増やせる1年になると良いなと思います。


また、ご縁があって お会いしたりお仕事できたりする方との時間を今まで以上に大切にできたら良いなと思います。


半年前の記事ですが、 そんな想いと共に、再掲させて頂きます。皆さま、今後ともよろしくお願い申し上げます。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【記事再掲】


えりかちゃん!ありがとう!!!

最新記事

すべて表示
bottom of page